フィラデルフィア写真紀行

写真センターの運営や作家活動から、アメリカの写真事情や文化の違いまで…

5/19/07

without comments

今日は朝からマサチューセッツ州まで移動をする。友達で僕のスタジオ改築を手伝ってくれた大工さんでもあるMargeの家の工事を手伝う為に四日間ほどPhiladelphiaを離れる。この2週間ほど結構忙しかったので息抜きにもなるかと思い旅立つ。

朝一番の電車でPhiladelphiaからHartfordまで向かう。

New Heavenで乗り継ぎの時間が1時間半位あったのでYale大学の周りにある美術館を巡る。一番最初に寄ったのがYale Art Gallery。そこでアジアの美術とデッサンの展示を見る。アジア作品の中で眼を引いたのがFu Baoshiという中国の現代画家。彼は昔からの墨絵を使い大胆で深い黒を使って少し抽象的な作品を作っていた。どうやら30年代に日本に留学していたそうだ。もう少し調べたい作家である。

それからデッサンの展示を見て回る。デッサンは結構好きな媒体の一つである。見るたびに抽象と描写の間を行き来きできることをいるも楽しんでいる。

いくつか気に入った作品があったのだが一番よかったのは紙を折って表面に凹凸を作り光の明暗でデザインをしている作品がとても気に入った。全体的に真っ白でできてる紙の作品を見てこれを写真でできないものかと考える。白いバックグラウンドに白い紙でできたものを光だけを使って浮かび上げさせ撮りプラチナプリントなどでプリントする。半透明のベルム紙なんかにプリントしたらとてもきれいになるのではとアイデアを巡らせる。でも何を撮ろう?

それからYale Center for British Artに寄る。美術館やギャラリーなどに来るといろいろ内装の細かい所に眼がいく。素材の使い方や実際の作業の過程などを考えて内装を見るのはとても楽しい。僕はこのようにして僕のスタジオの改築でも使えそうなアイデアをいつも探している。

絵画が中心の美術館であった。中でも面白いと思ったのは肖像画のスケッチが薄いブルーの紙にしてあった。ちょっと色の付いた鉛筆でとても描写的なスケッチがされていた。スケッチ自体はなんということもなかったのだがそれを見た時にAIPADで見た黒い紙の上に白だけでプリントされていたガムプリントの作品を思い出す。このアイデアも面白い。

もう少し時間があればとも思うがいろいろアイデアを巡らせることのできた美術館巡りであった。

Written by tsuyoshi

5月 24th, 2007 at 7:07 am

Posted in 未分類

5/18/07

without comments

今日は朝から7×17で何枚か撮ってそれを現像する。

夕方にJohn Pfahlを囲んで小さなパーティーがあるということなのである個人の家に向かう。AndreaもStuartもいるとういうことで。

パーティーの行われる家はMartin McNamaraという方の家で彼はPhiladelphiaで唯一の写真のギャラリーGallery 339を二年前に開いた人だ。彼の家に寄る前に隣にあるギャラリーに寄って今行われているショーをさっと見る。そこでギャラリーのディレクターのAmieに始めてあう。彼女とはPhiladelphiaの写真の状況などをいろいろ話や情報の交換をする。何せこの秋から少しずつ写真を見せていこうと思っているので彼女の意見や助言はとても助かる。

Martinの家でのパーティーはとても上品がよく静かに参加者が話をしていた。家の内装も上品で壁にはいろいろな写真が飾ってある。中でもIrving Pennのプラチナプリントが何下もなく飾ってあるのにはさすがに驚いた。昨日のレクチャーではJohnに質問ができなかったので今日こそはと思ってこのパーティーに来た。もちろんPhiladelphiaの写真の人たちが集まるのでネットワークなどもかねて。

Stuartが親切にJohnに僕のことを紹介してくれる。Johnはかなり年がいってる結構気さくなおじさんである。彼に質問したかったのは彼の作品作りにおいてデジタルの役割みたいなことをもっと探ってみたかったのである。彼はレクチャーで一番新しい作品をデジタルでプリントをしていると言っていた。自分が住んでいる地元のラボが閉まってしまったのでデジタルを始めたと言っていた。

彼の一番最初の作品はAltered Landscapeといい自分で風景写真に手を加えていったのが彼の作品に注目を集めた理由の一つである。僕の質問とはもし今のようにデジタルのプリント方法があったら彼のAltered Landscapeをデジタルで手を加えていくかという質問だった。

彼はすんなり「今あんな作品を作ることができないよ。みんなデジタルでやったと思うからね。」

僕はそこで「自分で実際に手を加えたということは最後にでき上がった作品と同じ位意味がありますよね?」聞く。

「確かにいい点だね」とJohnはにこやかな顔でいった。

Written by tsuyoshi

5月 24th, 2007 at 7:02 am

Posted in 未分類

5/18/07

without comments

昨日Drexel大学で行われたJohn Pfahlのレクチャーに行ってきた。

AndreaStuartがぜひ顔を出してくれというのと僕はあまり彼の作品を知らなかったこともあり顔を出してこようと思った。

John Pfahlの作品は何となく見た覚えがあるという感じでしかなかった。何となく覚えているイメージは森の中で赤いリボンみたいなものが飾ってあるイメージでしかない。しかも結構古いイメージだと記憶していた。

レクチャーではいろんな人に出くわす。さすがにPhiladelphiaの写真関係の人の輪というのは結構狭い。僕の一番最初の写真の先生でもあったSusan FentonやPhoto ReviewのStephen Perloff、Paul Cavaにも挨拶をする。

そこで会ったひとの中にLaurence Salzmannというひとがいた。彼の方から挨拶をしてきてくれた。彼はこの近所にPhoto West Galleryという小さなギャラリーを始めた人だ。いつもメールでお互いのスタジオに顔を出そうと言い合っているのだがなかなかそうも行かずに昨日始めて会う。

Johnのレクチャーは彼の今までのプロジェクトの軌跡みたいなものを見せるというものであったが一つ一つのプロジェクトは7-8枚のイメージでまとめられていた。彼は全てカラーで撮るのだが色の使い方などがとてもきれいであった。特に煙突からの煙の写真はあっと言うほどきれいだった。これがガムオーバでできればななんて考える。やはり撮影する時間というのと光/色の状態というのをよく分かっているようなイメージであった。

後気になったのは彼の写真のフォーマットであった。スライドから見るには1:2位の比率のパノラマになっている。どんなカメラを使っているのかと想像していた。僕は7×17を使うので比率的にはもうちょっと横に伸びている。後で知ったのだが中判の6×12を使っているそうだ。僕の慣れている7×17とは違い横幅がちょっときついパノラマのイメージを沢山見てきたレクチャーだった。これはちょっと試したいフォーマットだ。

Written by tsuyoshi

5月 19th, 2007 at 3:26 am

Posted in 未分類